正義の味方「水戸黄門」の楽しみ方
5歳になった娘は、「水戸黄門」の大ファンである。
番組を「人生(ジンセイ)」と呼ぶ。
主題歌が「じ~んせい・・・」と始まるからである。
娘はこの主題歌が大好きである。
わたしが
「チャン チャチャチャチャン チャチャチャチャン
チャチャチチャチャチャ・・・・」と、口で伴奏する。
妻が合わせて
「じ~んせい 楽ありゃ 苦~もあーるさ~・・・」
と口伴奏にあわせて歌う。
娘は、ふたりにそれを何度も繰り返させる。
歌詞を覚えるためである。
あとは、助さんや角さん、飛猿(とびざる)やお銀が
「ワルワル(←悪人のこと)」をやっつけるところを見る。
マジレンジャーやボウケンジャーと同じノリである。
そしてクライマックス。
「エ~イ 頭(ず)が高~い 控えおろう・・・」と印籠(いんろう)を
出すところは必見である。
家族全員、テレビの前に座って頭(ず)を低くして控えねばならない。
娘が正座して頭を低くしながら、やはり隣で一緒に頭を低くしている
わたしと妻を横目でチラッと見る。
頭を上げるタイミングをはかっているのである。
本当の「視聴者参加番組」である。
この番組に対してはいろいろな評価があるようであるが、
これだけ多くの大衆の評価を得ているのだから気にすることはなかろう。
正義の味方である黄門様が、ふだんは謙虚に身分を隠し、
ここぞという時にだけ、身分を明かして「悪」を説き伏せる。
視聴者は、黄門様と一体となって、「悪」をやっつけた気分になる。
気分が「スカッ!」とする。
健康的な「スカッ!」である。
これに「スカッ!」としないヒトがいたら、そのヒトは不健康と言える。
ところで、なぜ、印籠が出てくるとき、「ワルワル」と一緒にわれわれ
(どこの家族も同じだと思う)まで頭を垂れなければならないのか?
番組を見ればわかるが、「ハハァ~」と頭を低くするのは「ワルワル」だけでは
ない。黄門様以外の全員である。
だから、娘は間違ってはいない。
5歳にして、「天上的権威」というものを理解しているのなら大したものである。
(ッンナわけないやろ!)
次のシリーズがはじまるのが楽しみだ。
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